>>504
専門武力集団がなぜ成立したのかというと社会を構成する人間のうち、
体力面で劣る女性や子供、老人と適齢男性を分離して職能を持たせることが最も効率的であったからで、
それに属す者と属さない者が出る以上は役割も立場も必然的に異なる

実家に置いてきてしまったので引用できないのは残念だが、
防衛大学校安全保障学研究会の『安全保障学入門』(亜紀書房)に専門武力集団が独立するようになった歴史や要因が書かれているので興味があれば一読をおすすめする

あと用語がないから概念も存在しないというのは間違っている
例えば「国家神道」というのは戦後になってGHQが宗教面での占領政策で作った用語で、戦前・戦時中の日本人が使っていなかったものだが、
国家神道という用語はなかったとしても、実態としては内務省外局である神祇院を司令塔とした神道における事実上の国家管理体制が存在した