◆防衛省 海自護衛艦で戦闘機発着可能か調査

空母のような甲板を持つ海上自衛隊の最大の護衛艦について、防衛省が、
戦闘機の発着が可能かどうか外部に依頼して調査を行い、改修の方法などを確認していたことがわかりました。
防衛省は、あくまでも調査研究が目的で、空母への改修を具体的に検討したものではないとしています。

この調査は、空母のような甲板を持つ海上自衛隊の最大の護衛艦「いずも」と「かが」で、
最新鋭のステルス戦闘機、F35Bの運用が可能かどうか調べるため、防衛省が去年4月、
民間の造船会社に依頼したもので、27日、結果が公表されました。
それによりますと、F35Bを発着させるために、護衛艦の甲板や管制設備など、
どこを改修する必要があるかを調べ、そのための費用や期間などの見積もりが示されたということです。

また、調査では、運用の具体例として、アメリカ軍のF35Bが共同訓練やトラブルなどで
発着する場合を想定したということで、防衛省は今後、ありうる状況を考えたとしています。
調査結果の中には護衛艦を空母に改修するための技術の情報も含まれますが、防衛省は、
今回はあくまでも調査研究が目的で、空母への改修を具体的に検討したものではないとしています。
政府は、憲法上の制約によって攻撃型の空母の保有は許されないとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180428/K10011421351_1804280643_1804280652_01_04.jpg
NHKニュース 2018年4月28日 6時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180428/k10011421351000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009
>政府は、憲法上の制約によって攻撃型の空母の保有は許されないとしています。