>>374
どちらにせよJT-Xの高等練習機が開発されるとしたら安価な機体にはならない

林富士夫・元空将が「軍事研究」で「もうそんなに残っていないT‐4の寿命 急がれる空自次期高等練習機の開発 『JT‐X』に要求される絶対条件」で書いているけど、
現在の複座戦闘機(F-15DJ、F-2B)で行っているウェポントレーニングも担わせる機体になるため、EBT(Embedded Training)機能の付加が必要となるので、ヘタな戦闘機並のアビオニクスが求められることになるそうだ

「現有のT‐4とJT‐Xの最大の相違点は、戦闘状況をディスプレイに表示させるため練習機に組み込まれるEBT機能の有無にある。
EBTは実空間と仮想空間の究極的な融合であり、学生はその両空間の境目を感じることなく臨場感を持ってあらゆる訓練を行うことができる。」
「JT‐Xの最大の特徴になると考えられるEBT能力は実環境で困難な実戦的訓練を可能とすることから、実戦部隊におけるOR(実任務有資格)パイロットの練成訓練にも大いに活用でき、人的戦力アップの切り札ともなる。
T‐4から要務飛行中心の任務を引き継ぐだけでなく、練成訓練アセットとしての運用法も追及すべきである。
このようなJT‐Xの活用法は作戦機数の制約を受けず、高価な戦闘機より訓練経費を削減できる一石二鳥の妙案となるだろう」