>>810
ドイツから日本に高射砲用の「ウルツブルグレーダー」が輸入され、終戦間際に試作コピーが完成したとか。
けれどもこうしたドイツの技術は日本には全く必要無かったという気がする。

世にも奇妙な「空軍であって地上戦闘軍」
<中略>
 ドイツ空軍地上軍の半分以上は,高射砲部隊に属していた.
 いちばん多いとき(1944年末)は100万の兵士(数千人の女性兵士含む)が,2万基以上の空軍
(陸海軍所属の高射砲は別にある)の対空砲とサーチライト部隊に配属された.
 連合軍の進撃にともない,これら後方基地の高射砲部隊が前線に位置する結果になった.
ドイツ軍は地上の敵と戦うことも予想して高射砲をデザインし,兵士をも訓練してあった.
――――――第二次世界大戦 あんな話こんな話 / J・F・ダニガン/著 A・A・ノーフィ/著
http://keshiintokorozawa.web.fc2.com/faq08a04o07.html

ドイツ軍の防空システムは日本軍よりも優れているはずだから日本も導入すべきだとのことなら、
それこそ高射砲部隊だけで百万人の人員を配置しなければならなくなる。
だが日本近海を海上封鎖する米空母機動部隊を差し置いて、高射砲ばかりを強化して何になるのだろう。