>>481
スターリン時代の特徴として得した人と損した人が極端に差があったというか。
悪名高い農業集団化/第一次五ヵ年計画でも農村部では大飢饉でしたが、都市部では専門学校や工場の乱立など第二次産業を中心に急成長を遂げました。
食糧自給の可能性が皆無で「隠し持ったパンを食べる」ことが不可能な都市住民や軍人たちはそれなりに配給制を実施されていましたし。

ブハーリンやトハチェフスキーなどが粛清された大テロル(日本では大粛清と呼ばれることが多い)も、粛清対象ではない党や産業部門の若者たちにとっては上を蹴落として出世する絶好の機会でした。
特に当時は革命古参、革命に功績があっただけの「老害」「革命家様」がのさばっていたとも言いますし。(一番の老害はブジョンヌイ元帥とか言ったらコリマ行き)

かつては鉄製農具の普及率が50%であったロシアが、少なくとも量的にはドイツに匹敵し上回る可能性すらある工業大国へと発展したのはまさに飢餓輸出のおかげです。
また、大テロルは土着化の傾向を見せていた地方の共産党幹部の権力を物理的に一掃し、軍や秘密警察への文民統制の徹底と中央集権体制の徹底がなされたという効果もあります。
識字率も確か50ポイント近い成長をみせ、(当時の)若年層識字率は100%に近づいていたはず(うろ覚え)

反ソ性の強い研究ですが第一次世界大戦、ロシア内戦、農業集団化と大テロル、大祖国戦争で合計ロシアの人口は5千万人が失われたとか。
これがないと21世紀ロシアの人口は3億人、ウクライナは1億人を達成していた可能性もあります。
しかし、同時にスターリンの「偉業」がなければウラル山脈やバイカル湖にまでハーケンクロイツが翻っていた可能性すらあります。

スターリンはあまりにも問題が多いとはいえ、救国の英雄としてしか評価できません。


大変どうでもいいんですが、当時の共産党幹部は「労働者の代表」にふさわしく休暇を取りまくっていたそうですね。
まあ、革命運動で健康を害していたのもあるんですが。

それにしても某国某党等を思い出します_____どこかはわかりませんが____