安倍総理「最後の日」の迎え方 小泉元首相が「死刑宣告」、身内にも見限られ始めて

4月13日、東京、代官山。
宵の口の18時半、とある洋風高級料理店の前に、一台の車がやってきた。
中から降りてきたのは小泉純一郎元総理(76)だ。

そのまま店内に入ると、およそ2時間半後、今度は恰幅の良いスーツ姿の男性と一緒に店を出てきた。
ご隠居のお気楽な会食か――と言えばそうでもなく、小泉氏の表情は硬い。

どこか思い詰めたような表情のまま、無言でサッと手を挙げて男性に挨拶すると、迎えの車に乗ってその場を去っていった。
小泉氏が「爆弾発言」をしたのは、その翌日のことである。

「まあ難しいだろうな。信頼がなくなってきたな。何を言っても言い逃れに取られてしまう」
水戸市で行った講演の後に発した小泉氏の言葉は、永田町を驚かせた。