>>65
アメリカだと警察に通報して、即座に対応してもパトカーが来るのが1時間後になる可能性も普通にある。
というかネットや携帯電話すら通信速度の問題で使用不能も同然の僻地がたくさんある。
なのでセルフディフェンスのための武器が犯罪者や野生動物対策で必要なエリアが大きい。
農村部を票田にしている共和党が銃規制反対で、都市部中心の民主党が銃規制派なのが分かりやすい例

あと、アメリカ建国神話では「ガッツ」「ゴッド」「ガン」の「3つのG」でできたという信仰がありまして
もっと言うと市民の「革命権」「抵抗権」によって成立した国ですので、連邦政府が専制政治をするようになったら直ちに革命を起こしてしまえるようにしないといけないのです。

ある意味、共和党系アメリカ人にとっての銃の自由な所持は、日本における皇室と同じくらいの存在だと思えばよろしいかと。
深刻な実害があるので銃規制派も相当な説得力があるんですけど。

さらに言うと、公民権運動時代の白人至上主義過激派(KKK)に対して銃で抵抗したDeacons for Defense and Justiceという黒人解放派を護衛した組織の存在もあり、黒人の開放は銃でなされたという信仰(必ずしも間違っていない)もありましてね。
製薬業界のために薬の個人輸入を規制するような、結構胡散臭いことも多いし、階級社会で共和党も民主党も結局は同じ階級の仲間だと思われることもある
合衆国連邦政府のイメージも相まって武装する権利はかなりセンシティブな扱いになるんです。