「日豪関係は全てが合格点」 コート駐日豪大使インタビュー
https://www.nna.jp/news/show/1756903

> ――個人的な見解ですが、もしターンブル首相が2015年にアボット政権を転覆させていなければ、新型
>潜水艦は日本が受注できていただろうと思っています。そして日豪の産業協力は、今よりはるかに進展
>していたでしょう
>
>あの時、アボット政権でも既に、開かれた入札を導入することを話し合っていました。そして入札したところ、
>日本とフランス、ドイツが非常に拮抗(きっこう)する価格で応札してきました。そして最終的にフランスが
>受注したということであり、首相が誰であるかということとは関係がありません。適切な入札プロセスが
>行われたということです。ですから結果は同じだったでしょう。
>
>しかしオーストラリアだけでなく、軍事技術の初の大型輸出を狙った日本も、今回の入札を通じて得た
>教訓は多かったはずです。
>
>入札に際して日本の企業連合がオーストラリアを訪れて全土を回りました。新型潜水艦の生産パートナー
>になる場合に、オーストラリアの製造業界はどんな技術や経験を持っているのか視察したところ、石油・
>ガスなどの資源業界を中心に、洗練された生産技術やインフラを持っていることが分かり、そこでオースト
>ラリアに生産拠点を設けることにしたのです。
>
>視野を広げれば、防衛技術に費やせる予算が限られているわれわれ両国は、アジア太平洋での軍事
>技術での開発協力が可能であることを知ったということです。潜水艦入札の後、日本はオーストラリアの開発
>能力を知り、オーストラリアも日本の軍事技術能力の高さを学んだのです。
>
>潜水艦の入札が残念だったとあなたはおっしゃいましたが、私は逆に、日豪の防衛協力が深まる可能性を
>もたらしたと思っています。

Win-Winの関係だったのだ。わかったか。