かつてのターターミサイル駆逐艦は、同時対処能の限界から、隻数が求められた
海自のDDGははたかぜ型就役前の時点であまつかぜ+たちかぜ型3隻の計4隻で、ランチャーはすべて後方装備
そしてこれにランチャーが前方装備のはたかぜ型4隻が加わることで、1護衛隊群につきDDG2隻で前後をカバーできることになっていた
そんなわけで、はたかぜ型の完全配備をもって、あまつかぜ以降コツコツと続いてきた、海自のDDGによる艦隊防空構想が一つの完成を見る……予定だったわけですな

気が付けばイージスシステム+VLSの凄いパイセンが海の向こうからやってきて、1隻でも他のDDG全部の能力をぶっちぎってしまった
戦艦・重巡の名を継ぐこんごう型が4隻も導入できちゃった時点で、かぜ型DDGは新鋭艦はたかぜ型でも老兵となってしまったというお話

仮に80年代末あたりにハリアー軽空母が導入されてたら、予算的にもイージスが大幅にズレ込んで、今でもはたかぜ型4隻が現役だったかもな