トヨタが中国EV市場に参入へ
広州汽車の技術活用=関係筋

関係筋によると、トヨタ自動車(7203.T)は、中国のパートナーである
広州汽車集団(GAC)(601238.SS)の技術を活用して、
中国の電気自動車(EV)市場に参入する計画だという。

来年発効する中国の新規制によると、自動車メーカーは2019年までに年販売台数の10%をEVなど新エネルギー車とすることが義務付けられる。

今回のトヨタの措置は同規制をにらんだ動きと見られる。

事情に詳しい関係筋によると、トヨタは今年末までに「ix4」の販売を開始する計画。
「ix4」はGACの「伝祺(トランプチ)GS4」をベースにした電池式コンパクトSUVで、2年かけて開発した。
トヨタではなくGACのロゴを付け、トヨタの販売網で扱う、という。

関係筋によると、トヨタが中国パートナーの技術を活用した車を売るというのは数年前であれば
考えられなかったが、
中国政府の規制強化の動きを背景に、トヨタ側で今回の計画への支持が勢い付いたという。

IHSマークイットのアジア太平洋担当チーフ、ジェームズ・チャオ氏は
「EVの厳格なクウォータをどう達成するかという、すべての自動車メーカーが中国で直面する課題への独創的な解決策だ」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/toyota-china-ev-idJPKCN1IJ08I