加戸守行前愛媛県知事「新文書は連絡・報告用のメモで、伝聞の伝聞」 (産経 5/23)

愛媛県から新たに文書が出たが、これもメモです。 県庁職員は何でもメモして記録をとる。まじめといえばまじめ。
ただ、公文書でなく、連絡、報告用のメモだ。 要するに加計学園側が今治市に話したことを県が今治市から聞いて、メモにしている。
漫画みたいな話で、伝言ゲームだ。

(平成27年2月25日に安倍晋三首相と学園の加計孝太郎理事長が面談したことは)首相も否定した。
首相は理事長と会う時間はないと思う。 首相官邸で会えば首相日程に出る。 官邸以外ならホテルで密会だが、それはないだろう。
だから、2月25日に会ったという話は学園側の作り話か、想像を繋げてああいう話になったのではないか。 信憑性は疑わしい。

愛媛県の中村時広知事は県内の自民党主流派と衝突している状態だ。 (文書の公開には)そういうこともバックグラウンドにあった
のかもしれない。 ただ、伝聞の伝聞の話を参院に出してどうするのか。 聞いた話をメモにして外に出すなんて、常識ではありえない。

メモはあらゆるものを几帳面に取るから、当たらずといえども遠からずの物だ。 今度の場合は、首相に会ったら好反応だったと聞いたら、
県にとってビッグニュースだから、それは書き立てる。 あくまで私の推理だが、首相がきっぱり否定したのだから学園側の作り話だったと思う。

岡山理科大獣医学部は首相の忖度のかけらもなく国家戦略特区を突破してできた。
私学の獣医師らが日本獣医師会の意向を受けて、県をたたいてきたにもかかわらずだ。

それにしても、獣医師会に一切メスを入れないというのは、不思議な国会だ。
徹底的な「悪」は、既得権益を死守するために獣医学部の新設をつぶしてきた獣医師会なのだが。(談)
http://www.sankei.com/politics/news/180523/plt1805230011-n1.html

相変わらず単刀直入に切り込んでくる加戸守行前愛媛県知事である。
そもそも野党も証人喚問するのなら、3年前は何の関与もしていなかった現知事ではなく、加戸前知事を証人喚問して証言を引き出す
べきなんですがねぇ。 その辺の事情や背景によく通じているんだし。