手塚先生の描く人間の業の何が恐ろしいかって、読者にとっての逃げ場が無いことよな。
どれだけ荒唐無稽であっても”まあ、作り話の他人事だし”と退避出来ない筆力に圧倒されて読み返す度にメンタルが撹拌される…。