>>290
それと、量産工程の中で、検査で品質を確認するのが容易ではない
工程(溶接、熱処理など)については、より厳しい規定がされてる。


https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/ronbun1105_02.pdf
Nadcapとは、航空機製品の特殊工程を管理・監督するために必要な
認証プログラムであり、世界の主要な完成機メーカーとエンジンメーカーが
参加するPRIが1990年から運用を開始している。特殊工程とは、
溶接、化学処理、被膜処理、熱処理、非破壊検査など、技術的あるいは
経済的に容易には検査できない工程のことをいう。

特殊工程を担当する際には、Nadcapの取得が必要になる。その取得には、
1 年ごとの申請が必要で、2 〜 3 カ月の審査期間がかかり、かつ、審査費用も高い。

Nadcapは、当該特殊工程における一般的なプロセスに関するものであり、
さらに個別具体的なプロセスに関しては、ボーイング等の機種ごとの
スペックにより細かく規定される。