海賊版の利用者は「方法があればお金を払って合法的にコンテンツを得る」という調査結果
http://news.livedoor.com/article/detail/14846716/

「海賊版の音楽を違法ダウンロードするユーザーの方が音楽により多くお金を使っている」ことが2016年の調査結果で明らかになりましたが、
これと同様に、海賊版の利用者は「何もかもを無料で得ようとする犯罪者」ではなく
「合法コンテンツがない時に違法ダウンロードを行う潜在的顧客」であることを示す新たな調査結果が発表されました。

この調査は、著作権侵害に関する技術サービスを提供するイギリスのMUSO TNTがイギリス国民1000人を対象に行ったもので、
被験者のうち60%が「過去に音楽・映画・テレビ番組などを違法にストリーミングしたりダウンロードしたりしたことがある」と答えたとのこと。

しかし、同時に、被験者のうち83%は違法ダウンロードを行う前に正規のサービス内で求めるコンテンツがあるかどうかを調べていたこともわかっています。
全被験者のうち86%はNetflixといったサービスに加入しており、違法ダウンロードをした経験がある被験者に限定すると、
定期購読型のストリーミングサービスに加入していた割合は91%にも上りました。
つまり、基本的にはお金を支払ってコンテンツを楽しんでいるものの、自分の利用するサービスに求めるコンテンツがない時は、違法な方法に移るという形のようです。


また、海賊版を利用した理由で最も多いものは、「手頃な値段ではなかった(35%)」「合法な方法で手に入らなかった(34%)」「アクセスが難しかった(34%)」の3つだったとのこと。