昨日書いたように財務省がF-3を狙い打ちで潰すことはない
もし予算が付かないようなら防衛省自体が重要視してないからということになる
財務省は予算総額が膨張することは嫌がるが各省庁内での優先順位までは口出さない
おそらはF-3は実施的にはF-15の任務を引き継ぐので陸海空の装備品の中では筆頭の優先順位になる

したがってクリアすべき技術的問題と政治的問題だということ
技術的問題に関しては長年の研究開発のお陰で戦闘機本体に関してはエンジンをはじめ目処がたちそう
無人機との連携や一部アビオニクスは海外企業との共同開発や機材の共用という方向だろう

1番の問題はやなり政治的問題をクリアすること
言うまでもなくFSX選定時ような日米間の政治問題にしないことだ
その為には共同開発のパートナーは慎重に選ばないといけない

ロッキードはF-3計画が頓挫すると最大の利益を得るところなので
どんなに技術力があろうと重要な部分は任せてはいけない
ノースロップは特に問題がないがあまり旨みがないと思えばさっさと撤退しかねない
足を引っ張る動機も積極的に協力する動機もなく日本側も与えるエサがあまりない

日米政治問題にしないためにはボーイングを入れておくのが無難で多少のエサも与えておく
後はBAEやエアバスなども興味がある分野に参加させるのが日本主導開発が比較的順調に進む道