ところで12.7mm高角砲の通常弾の弾片による有効範囲(航空機になんらかの被害を与えられる範囲)は
桜と錨のブログによると、遠近・左右・上下で20m。
つまり半径10mほどの割と狭い範囲。空気抵抗が大きく弾片の速度が急激に低下するため

反面、12.7cm砲の三式弾の特徴は有効範囲が円錐状になること。円錐は長さ700m、円錐の底辺は130m
(弾道学専門家の海軍少将・磯恵氏の記事より)

また弾子の速度は砲弾の在速に左右される。つまり砲弾の在速が500m/sの場合、放出速度が200m/sなので、弾子は700m/sで飛び出す。