対空砲火と飛行機の被害について

陸攻18機による高度三千mでの水平爆撃。目標、米巡ヒューストン。敵戦闘機ナシ。機銃は届かない、敵の反撃は高角砲のみ。

「敵の高角砲の射撃圏内から出ると、急に静かになった。あれだけの猛烈な弾幕を抜けて来たのに、落伍機は一機もない。〜
しかし、どの機にも翼や胴体に大孔小孔があいて、ジュラルミンの外板がパタパタしている。霧のように燃料を噴き出しているものもある。」

海軍少佐 須藤朔談

ワンショットライターといわれる陸攻は実は意外と丈夫。高角砲で撃ちまくられ多数被弾してても墜とされない