野党は相変わらず「モリ・カケ」…有権者冷ややか 国民、社民の支持率は0.8%に (産経 6/18)

安倍晋三首相と全閣僚が出席して開かれた18日の参院決算委員会では、国民民主党など一部野党は相変わらず学校法人「森友学園」
(大阪市)への国有地売却や、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設をめぐる問題に質問時間を費やした。
ただ、国際情勢が大きく変容しつつあり、大阪北部地震も発生する中でなお「モリ・カケ」追及にこだわる野党の戦術は、有権者から冷ややかな
視線を向けられつつある。

国民民主党の石上俊雄氏は18日の参院決算委で、予定していた年金に関する質問を取りやめ、麻生太郎副総理兼財務相に森友関連の
質問を繰り出すとともに、首相に加計学園の獣医学部新設問題をただした。
「(平成27年)2月25日に首相が、もしかしたら会っているのではないかとの疑惑が深まっている」
石上氏は愛媛県の文書が、2月25日に首相と加計学園の加計孝太郎理事長が面談したと記載していたことをまたもや取り上げた。

だが、この件について首相は5月28日の参院予算委員会でも否定しており、加計学園側も「実際にはなかった」とするコメントを出して謝罪している。
当事者双方が否定した面談を改めて質したにも関わらず、石上氏は特段新たな事実や論点を示した訳ではなくく、首相にあっさり否定されていた。
同じことをいくら繰り返しても、党勢が伸張する道理がない。
今回の産経新聞社とFNNの世論調査で、発足から1カ月ちょっとの国民民主党の政党支持率は0.8%と、はや1%を割り込んでしまった。

「大型国政選挙を経験していないことがあり、なかなか上がりにくい」
同党の玉木雄一郎共同代表は18日の記者会見でこう分かりにくい釈明をした。
とはいえ支持率0.8%は、国会議員が衆参合わせて4人の社民党と同率であり、党名に「国民」を冠するのは荷が重くはないか。
その社民党の又市征治党首も、18日の参院決算委で、質問時間の大半を森友問題に割いた。
だが、こうした野党のモリ・カケ一辺倒の追及に、有権者の共感は広がっていない。10日投開票の新潟県知事選も、その一つの証左だといえる。(後略)
http://www.sankei.com/politics/news/180618/plt1806180029-n2.html