●中国のレノボが日本国内で4割強のシェアを握る

PC市場の縮小で国内メーカーの再編に拍車がかかった。

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は5月2日、事業を開始した。
富士通は17年11月、中国のレノボグループとPC事業の統合で合意。
レノボが富士通のPC子会社FCCLに過半の出資をして、合弁事業に移行した。

FCCLの新しい出資比率はレノボが51%、富士通が44%、日本政策投資銀行が5%。富士通はFCCL株のレノボへの譲渡で280億円を得た。

レノボが11年に統合したNECとの合弁会社、NECレノボ・ジャパングループとは別に事業を展開する。
この結果、レノボは日本でパソコンの子会社2つと工場2つを持った。

中略

富士通とレノボのPC統合で、レノボグルーブが国内で43.8%という圧倒的なシェアを握る。
世界のPC市場は中国のレノボグループ、米HP、米DELLの3強に集約された。
日本のPC御三家といわれたNEC、富士通、東芝は競争の表舞台から姿を消した。

https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_449681/