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例えば、カイロ大学卒業生・講師として、小池氏を絶賛し、都知事就任を祝福したナサール元学長は現在、県知事の有力候補で、大統領からの任命待ち(無選挙)。
学長(学者)は権力のトップには就けないが、大学の自治・民主化運動弾圧などでうまく立ち回れば、知事や軍閥企業社長などに天下りできる。

ナサール学長(当時):カイロ大学卒業生として小池都知事を絶賛する現地エジプトTV局インタビュー⇒https://goo.gl/cEdn8Q 、FB公式コメント⇒https://goo.gl/ArQQKJ
わざわざ知事就任日の前日に祝福を書き込む小池氏への気の遣いようだ。学長コメントを報じる新聞記事⇒

そもそもカイロ大学を軍部管理下の置いた大元の一人が小池氏の後ろ盾、革命評議会の情報・文化・メディア担当のハーテム氏だった。
現シシ大統領は、ハーテムからみれば、軍部時代の弟分タンターウィー(元国軍総司令官、11年革命後の国家元首代行)の部下、つまり孫弟子にあたる人物だ。

小池氏の学歴偽証については長年、疑惑が出てきては、日本からのメディアの取材に対して、カイロ大学が卒業を認めることを繰り返しては、収束してきたが、
その背後には、こうした小池のハーテム人脈を頂点するエジプトの軍部・情報部と大学の権力階層構造があることも、念頭に置いておきたい。

ただ、エジプト上層部・カイロ大学側にしても、何のメリットがなければ、いくらハーテム人脈といっても長年、わざわざ小池氏を擁護する理由はない。
小池氏は(正規の学業を修めていないが)カイロ大卒業(証書取得)がハーテムの権限による特別待遇だとすれば、その見返りは何かということが問題だ。