>>890-891
史上最大規模の核実験であるソ連のツァーリ・ボンバの場合、約50メガトンの爆発威力でプラズマ化した火球は直径4km以上に達し、
火球の持続時間は10秒を超えた(長崎級20キロトンの場合1.4秒)と言われているから、直径1km以下の小惑星表面での炸裂に
成功したら、蒸発・プラズマ化した小惑星から生じる直径数km単位の火球に目標全体が飲み込まれ、その質量の殆どを蒸発させて
しまうかも。

もっとも火球の膨張による小惑星の蒸発より、小惑星の爆散の方が早かったら、火球に飲み込まれないまま超高速で飛散する
大量の破片が地球近傍軌道に撒き散らされてかえって藪蛇になるリスクを抱えていますが。

例えその破片が直径数十m程度でも、落下地点に大きな被害を出す事は2013年のチェリヤビンスク隕石落下の事例からも
明らかになっています。