パイソンが持て囃された60年代後半から70年前半って、助成金が支給されて、個人で装備銃の銘柄を選べたんじゃないかな?
ダーティハリーブーム以降”44口径禁止”とか自粛されて、予算削減とか諸々で同一装備を大量購入って流れになって、
そんな警察の要望でハイパトとかM67,68(.38Spl+P仕様)とかオーダーされたんじゃないかな…。

パイソンはPPCでも不利だし、割高だし、ポリスメン用の4インチモデルよりはハンティング用の6インチの方が需要あったのかもね。
パイソンは2.5インチが特殊っぽいけど、あれはリブ1個分の所で纏めたからだろうな。
パイソン8インチは”パイソンハンター”と銘打ってスコープ付きで売り出されたけど、命中率が悪かった。

は手作業の手間暇かけて、均一な品質を保証する高級銃だった筈なんだけど、パイソンハンターはコストカットしたから、品質が低下していた頃の製品で個体のアタリ、ハズレの幅が大きかった。
で、スコープ仕様をやめてパイソン8インチで売り始めたけど、売れず…
丁度、その時期の80年代、自社製品のトルーパー系のキングコブラとかスコープ仕様のホワイトテイラーとニーズが被ったんだろうな。
んで、パイソン8インチをぶった斬って3インチ仕様にしたのがコンバットパイソンw

コルトが倒産したのは1911に代わる新型オートの開発に尽く失敗し、経営陣に銃器製造業への愛着がなく、ロビー活動に注力して儲けてたが、軍とのM-16納入契約が切れたから。
同時期の世紀末、S&WもΣでグロックに訴えられ敗訴したり、経営権をヨーロッパに持ってかりしていて、ダメダメだった…
90年代初頭にはインベストキャスティング製法の手堅いスタームルガーが全米首位の銃器メーカーに躍り出たが、グロック旋風が来る90年代中盤以降、ポリマー製品の開発に出遅れた感は否めなかった。

…大体こんな感じの流れだと思う。