米最高裁、トランプ氏の入国禁止令を支持

 米連邦最高裁判所は26日、トランプ大統領が昨年9月に出したイスラム圏5カ国からの入国を制限する命令について、これを支持する判断を示した。ホワイトハウスは最優先課題の一つに掲げる取り組みで白星を収めた格好だ。
 最高裁判事9人のうち保守派の5人が支持した。
 ジョン・ロバーツ最高裁長官は、移民法は明らかに「外国人の入国を差し止める幅広い裁量」を大統領に与えていると指摘。
「大統領は複数の当局による世界的な検討を受けて、対象になる外国人の入国が国益を害するという自身の所見に基づき、そうした裁量を合法的に行使した」と述べた。
 さらに、大統領令はイスラム差別で憲法違反だとする申し立ては通用しそうにないとの見方を示した。
命令は「適切な入国審査ができない外国人の入国を阻み、他国に慣行を改善させるという合法的な目的が前提なのは明らかだ」とし、「命令文は宗教に一切触れていない」と述べた。
 一方、リベラル派判事のルース・ギンズバーグ、スティーブン・ブライヤー、ソニア・ソトマイヨール、エレナ・ケーガンは反対した。
ソトマイヨール判事は「分別のある観察者であれば、反ムスリム感情が(禁止令の)動機だと結論づけるだろう」と書いた。

https://jp.wsj.com/articles/SB11708097256055904766404584310561830737766

案の定っていうか保守とリベラルの人数で決まった感がある