>>375
外部の観測で出てた改きり型はきり型もとにした船体拡大・煙突配置改善型だったからぬ
要求性能が第一世代汎用DDの延長、きり型とあめ型の中間サイズあたりに拡大した
基準4,000t級手前の艦として見るなら、同時期進んでたあぶくま型DEの倍サイズちょい
だいたい今の30FFMサイズに類する艦を艦隊の基準構成艦とすると見てたという面で
それなりに頷けるとこはある

(当時はまぁ、90年代手前でDDVとかDDH-Xとかハリアー軽空母導入論があったり
イージスDDG導入確定してたのもあり、コスト面からも運用的にも
数量満たすためにもDDの極端な大型化はないんでね? みたいなとこはあった

まだ冷戦終結手前の時期で、今とは危機感がかなり違うしね
ゆき・きり型整備で8艦8機体制での4個護衛隊群の所要充足したにも関わらず
中型DD建造推進するっていうこの手の論取っていた外部の観測は
80年代危機説に基く、ソ連の脅威がまだ増大するという暗黙の前提踏まえた上で、
状況に応じては5〜7個護衛隊群の整備があり得るという見方でもある
今の視点で後知恵で見ると、ソ連の国力過剰に見積もり国際情勢悲観的に見過ぎてた上で、
海自の艦艇整備方針を誤解してたとこはある罠w)

もっとも実際に検討されていた後のあめ型になる艦は、実際のあめ型よりひとまわり大きい4,700トン型
整備してたはたかぜ型DDGサイズの艦として検討が進められてたりするのよな
着手してたあぶくま型DEの整備打ち切り、整備終了したばかりの第一世代DDゆき型を
旧式DE代替として地方隊送りすること前提とした上で
整備着手時期10年近く早めて第二世代DDの建造整備推進するとはあまり思われてなかったとこはある

まぁ、この、第二世代汎用DD、むらさめ型の整備で実際に行われた
「次世代DDの観測の前提何もかもふっ飛ばした上で、艦の規模を1,000t近く大型化
掛ける予算を積み増し艦の建造単価を倍近く増して建造・整備した
(第一世代汎用DDの当初約300億台から、むらさめ型で約600億台にまで予算拡大した)」って所業はさ
最近の例でたとえて言うならDEX〜30FFMまでであった、漏れ伝わる検討に基く外部の観測
「予算増加なし、一隻400億未満前提での船体サイズ3000t級上限論」が
実際の30FFMで良い意味で覆ったのと似た感じの話でもあるやねw