他には1945年3月26日、英海軍所属のFM-2が損傷1機と引き換えに
Me 109G-6を4機撃墜(ドイツ側の記録と照合すると3機撃墜+1機
不時着)しているが、この時期のドイツ空軍と言えば燃料不足から
一切の訓練ができなくなっていたので機体性能の比較ができるような戦例
とは言い難い。
イギリスのテストパイロット、エリック・ブラウンはFM-2が旋回でMe 109G-6を
躱せる以外はMe 109G-6の方が性能で遥かに勝り、FM-2は好敵手になり得なかった
ものの、ドイツ側にも無謀に挑みかかるような余裕はなかったと著書『Duels in the
Sky』で書き残している。