海軍反省会77回で黛氏本人が3倍説を語ってるのは、次のような流れ

@昭和9年の日米データから、日本戦艦の主砲命中率はアメリカの3倍と力説

Aこれに対し、平時の演習時からはそういうことが言えるかもしれないが、実戦ではソロモン、アッツ、スラバヤ、エドサル、サマールなどで命中率3倍のはずの戦艦や重巡の主砲は全然当たっていないとの指摘

Bこれに対する弁解抜粋
「91式徹甲弾は落下角25以上、距離なら2.3万メートル以上で水中弾がでなくなり、急に命中界が少なくなり、命中率が減るんだ」
「大口径砲で2万メートルに近寄らなきゃいけないことは一中佐としては山本五十六さんにいえませんよ」
「わしゃ砲術家だから、連合艦隊および軍令部がそういうことをしらないという疑いを持っていいなかったんだ。偉い人がやるんだからいいと思った」
(サマールでどうして3万メートルの遠距離砲戦をしたか聞かれて)「どうせ決戦なんか成り立たない、残存兵力が掉尾の勇を振るったっていうだけで、どんだけやったって意味ないんだよ。やったやつが悪いんだよ。わしなんか2万メートルで撃たなかったですよ」
「砲術長がね、艦長を教育していない。砲術学校の教育が悪いんだ。わしなんかも悪かった」