米ジープ、日本で5割増計画=20年目標、店舗拡充で攻勢
(時事通信 2018/07/23-16:58)

自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人が、米国のスポーツ用多目的車(SUV)ブランド「ジープ」の
年間販売台数を2020年に現在の1.5倍の1万5000台に伸ばす計画であることが23日、明らかになった。
販売網が手薄な都心部などで店舗を拡充し、SUV人気を背景に売れ行きが好調な日本市場で攻勢に出る。
 
日本自動車輸入組合によると、ジープの17年の国内販売台数は1万102台。
18年1〜6月は13.2%増の5640台と上半期の最高を更新し、5年前の約2.5倍に拡大した。
上半期は、国内での米国ブランド車販売の約8割をジープが占めた。

ジープブランドでは、売れ筋のSUV「ラングラー」に加え、昨年末に発売した新型「コンパス」や小型SUV「レネゲード」が好調だ。
個性的なデザインを好む若者や、アウトドアを楽しむファミリー層などに支持されている。
 
国内店舗を洗練されたデザインに順次改装するなど、販売強化策も奏功。
FCA日本法人の牛久保均営業本部長は、現在73の店舗を「20年には100店に増やしたい」と意気込む。
 
ジープ以外の米国ブランド車は日本市場でおおむね苦戦しており、16年にはフォード・モーターが日本から撤退した。
トランプ米大統領は米国車の日本での販売不振に不満を示しているが、「個性」を売りにするジープの好調は、米国車全体の国内販売を
増やすヒントになりそうだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072300780&;g=eco

日本人に合わないと言われるアメ車の中でも唯一ジープは健闘しているんですな。