2018.8.1 09:07 産経ニュース
https://www.sankei.com/smp/world/news/180801/wor1808010005-s1.html

【モスクワ=遠藤良介】日本とロシアは7月31日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をモスクワで終え、双方は安全保障分野での接触をいっそう活発化させていくことで一致した。
2プラス2の「準備会合」として外務・防衛次官級の協議をおおむね年1回のペースで開催することで合意したほか、年内に河野克俊統合幕僚長が訪露する方向で調整する。

ロシア側は、日本が導入する地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」について、米国が世界的に配備するミサイル防衛(MD)網の一部だとして反発。日本側は小野寺防衛相が「日本国民の生命・財産を守るための完全に防御的なシステムだ」などと説明した。

日本側は、北方領土でのロシア軍の軍備強化などについて「冷静な対応」を求めた。また、北朝鮮の核・ミサイル問題は日本と国際社会に「重大な脅威であり続けている」と訴え、日本人拉致問題の早期解決に向けた協力も要請した。