wikiを見ると、F-14は「飽和攻撃に対抗するために開発された」とある。
同じく、イージスシステムも飽和攻撃に対抗するため、とある。

 wiki - F-14
 F-14は艦隊防空戦闘機であり、長距離爆撃機から大量の空対艦ミサイルを発射するソビエト連邦軍
 の飽和攻撃戦術に対抗するために開発された。F-14の能力は防空に特化したものとなっている。

 wiki - 飽和攻撃
 冷戦時代のソビエトは、アメリカの空母機動部隊に対する攻撃手段として、爆撃機や潜水艦から機動
 部隊のミサイル迎撃能力を超える大量のミサイルを放つことによって艦船を撃沈するという戦術を立
 てていた(一方アメリカは、これに対抗するためにより多数の目標に対処できるイージスシステムを開
 発することとなる)。

であれば、後に開発されたイージスシステムにより、F-14が引退となったと書いてる柿谷の見解は筋が通ってる。

 知られざるイージス艦のすべて 柿谷哲也著 P13
 イージス艦が登場したおかげで、アメリカ海軍からいなくなった兵器が二つある。
 一つは艦隊の主力駆逐艦だったスプルーアンス級駆逐艦。もっとも、新型艦が登場すれば、古い
 ほうの駆逐艦はその座を譲るのは兵器の用法として当然のことだろう。
 もう一つ退役した兵器。それは空母に搭載されていたF-14トムキャット戦闘機だ。空母艦隊の防空
 の役割があったF-14はイージス艦が長距離探知と長射程の対空ミサイルを多数搭載できることで、
 その座を奪われることになる。空対空任務から空対地任務へ役割が変更されるも、そこにはF/A-18
 戦闘攻撃機が存在するわけで、結果的に空母からF-14戦闘機は姿を消すことになった。…
 つまり、イージス艦の登場によって、アメリカの空母打撃群は、防空能力が高まり、全体的に対地攻
 撃能力も高まったことになる。これこそが、「イージス」を手にしたアメリカ海軍の最も大きなメリットだ
 ったといえるだろう。