平洋戦争の開戦前夜、昭和天皇への報告を終えた東条英機首相の発言や様子を記したメモが十四日までに見つかった。
開戦の手順を報告する東条に、昭和天皇が「うむうむ」と応じ、動揺を見せなかったことから、
東条は「全く安心している。このような状態であるから、既に勝ったと言うことができる」と述べたという内容。
東条の発言を書き留めた湯沢三千男・内務次官=一九六三年に死去=のメモを遺族が保管していた。
東条が「重荷を下ろしたような様子だった」「微薫を帯び(酒に酔っており)」「陛下に褒められてもいいだろうと語った」と、
賛意を得た満足感や緊張から解放された様子が記されており、昭和天皇との関係を探る手掛かりとなる。

メモは、東京・神田神保町の古書店主、幡野武夫さん(73)が二〇一〇年ごろ、湯沢の娘婿で内務官僚の
大野連治・元青森県知事(官選)=九一年に八十七歳で死去=の遺品を整理中に発見、解読を進めていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201808/CK2018081402000246.html

東条「全く安心している。このような状態であるから、既に勝ったと言うことができる」(声:銀河万丈)

実際の開戦手順を狂わせたのは外務省と空母を見つけられなかった海軍