★中国潜水艦隊を探知攻撃する高性能P-1は日本でしか運用できない機体なのか
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P-1の頑丈かつ大型主翼は失速速度を低くするのでP-8より低空性能が優れる。
搭載するF7-10ターボファンエンジン四発で長時間哨戒飛行でも冗長性が生まれる。
P-1は最大飛行距離が5千マイル・最高時速621マイルで対象地点までP-3より30%早く到達できる。
パイロット二名、ミッション専門員9名で任務を実施する。P-1は光ファイバーによるフライバイライトを
初めて実用化した機体で信頼性に優れ搭載センサーからの電磁干渉に強い。
搭載する各種センサーのうちHPS-106アクティブ電子スキャンレーダー4基が特に重要で機体周囲360度が監視可能だ。
海面をスキャンし艦船を探知し、潜水艦のスノーケルやセンサーマストも探知できる。
一方で対空探知モードにすれば即席AWACS機にもなる。
HAQ-2赤外線電子光学センサーのタレットが機体下部にあり艦船探知に使う。
仕上げがHQA-7音響処理装置で潜水艦のディーゼル音を聞きとり、
さらにカナダ製ASQ-508(V)磁気異常探知機(MAD)を尾部に装着し、潜水艦が生む磁気特性を低空飛行で探知する。
ただし潜水艦探知の基本手段は投下式ソナーブイでP-1は37本を投下装置に搭載し、これ以外に70本が機内にある。
各種センサーのデータはHYQ-3戦闘指揮装置に統合され人工知能で潜水艦の動きを予測する。
HYQ-3はSH-60K対潜ヘリなどその他対潜機材と情報を共有し、海軍データベースや衛星偵察データベースで敵の正体を判別する。
P-1にはLink-16データリンクもありF-15JやE-767AWACS、イージス艦と情報を共有できる。
同機は20千ポンドの兵装を合計16箇所のハードポイントに搭載し、コックピット後方の兵装庫が8箇所、主翼下が8箇所だ。
マーク46または日本製軽量対潜魚雷、ハープーン、91式ASM-1C超低空亜音速対艦巡航ミサイル、
AGM-65マーヴェリック精密誘導ミサイルを搭載する。
P-1にはP-8より優れる点があり、低高度飛行性能で優れ、移動中の最大速度が高いこと、
ハードポイントが多い(P-8は11点)、四発エンジンならではの柔軟性、MADセンサー搭載
(P-8ではインド海軍用P-8I除きすべて非搭載)がある。

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