トルコへF-35は引き渡さない、トランプの決定と米トルコ関係の今後
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ドナルド・トランプ大統領が署名した国防政策法案ではトルコ向けのF-35計100機引き渡しを凍結する内容が含まれ、
トルコでの米人宣教師拘束をめぐり悪化した両国の関係を反映したものになっている。
今回の決定はトルコ政府にさらに手痛い結果になる。
トルコはトルコ産アルミ・鉄鋼製品に対する関税二倍増というトランプ決定で打撃を受けていた。
トルコは今後10年かけて同型機導入を計画し、世界三位のF-35運用国になるはずだった。
ただし今回の措置で米国にも問題が複雑になる。同機の主要部品でトルコ企業も参画しており、
国防総省推定ではトルコ企業を締め出し新たに信頼に足る部品メーカーを探すのに二年かかるとする。
一方でF-35のエンジン補修作業のヨーロッパでのハブはトルコ北部のエスキシェヒルEskisehirだ。


「新たに信頼に足る部品メーカーを探すのに二年かかるとする。」
そんな部品を断らないで作ってくれる国があるだろうか?