ASAHI.COM 「欧州どまんなか」より

私はイタリアに来るたびに何か日本と似たものを見つける。
ドイツでは肉が大きな塊で出てくるが、イタリア人は薄く切ってつかう。以前からこのことに私は風情を覚えていた。
またバターの味も日本に似ている。フランスでもそう感じるので、ドイツだけが勝手に独自のバターを
つくっているのかもしれない。

今回私は日本のビールを思いだした。イタリアのビールは冷たくてホップが効いていて味が濃厚。
これは夏が日本のように暑くて汗をかき、喉の渇きと涼を得ることが重要だからで、飲み方も早いように思われた。
ミュンヘンのビールはホップと電気代をケチっているのか苦みがなくあまり冷えてない。