日本の衛星守れ、宇宙ゴミを衛星監視…政府検討
2018年8月17日 09時53分

 政府は、宇宙空間の状況を監視する人工衛星(SSA衛星)を導入する方向で検討に入った。宇宙ゴミの衝突や他国の衛星による妨害などから、日本の人工衛星を防護する狙いがある。2024〜28年度の打ち上げを視野に入れている。

 複数の政府関係者が明らかにした。政府は今年末に改定する防衛政策の基本指針「防衛計画の大綱」で、「SSA能力の大幅強化に政府全体で取り組む」と明記する方向で調整している。

 SSA衛星は、運用を終えた人工衛星やロケットの破片など、高速で地球を周回している宇宙ゴミや、不審な人工衛星の動向を監視する。日本の衛星に危険が及ぶことが分かれば、衛星の軌道を変えて回避するよう運用者に連絡する。

 政府は導入費用について、SSA衛星1基あたり150億円程度で、ロケットによる打ち上げ費用が1回につき50億〜100億円かかると見込んでいる。

 政府がSSA衛星の導入を検討するのは、宇宙ゴミが急速に増えているほか、中国軍やロシア軍が「キラー衛星」を開発し、安全保障や観測、通信、測位など、国民にとって重要な役割を担う衛星の危険性が高まっているためだ。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180817-OYT1T50006.html

衛星本体が150億円じゃ小さめの中型衛星程度にしかならんけど、
軌道とセンサーが気になるな