彷徨うホーネッカー

旧東ドイツの独裁者、埋葬宙に 革命家墓地受け付けず
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【ベルリン共同】
旧東ドイツの共産党独裁政権を率いたホーネッカー元国家評議会議長(1912〜94年)の遺灰の埋葬先が死後24年たっても宙に浮いている。
ホーネッカー氏には墓がなく、ドイツ共産党の革命家らが眠るベルリンの墓地に葬りたいと親族が表明。
地元当局は90年のドイツ統一前から現地での埋葬は行われておらず「不可能」と説明したという。地元紙が27日までに伝えた。

同氏は70年代から東ドイツ政権を率いてきたが、89年の民主化運動で失脚した。
ドイツ統一後、娘が暮らす南米チリへの出国を許され、94年に同国で死去、火葬された。
妻も2016年にチリで亡くなった。