金太郎は坂田金時の幼名です。
足柄山で母の山姥と暮らしていましたが、源頼光に見いだされて坂田金時と名付けられ、
四天主の一人として大江山の酒呑童子退治に参加し活躍します。
しかし、頼光の死後行方をくらまし、足柄山で足跡を絶ったと言われています。
この金太郎は、童謡で「鉞かついだ」と歌われるように、常に鉞を持つ姿でイメージされています。これはなぜなのでしょうか。
金太郎の出生について、「前大平記」(1803年)は、山姥が山中で寝ているとき、
夢の中で赤竜が身体の中に入り、雷鳴がとどろいたので目が覚めると、金太郎を身ごもっていたとしています。
赤竜は雷神を表し、すなわち金太郎が山姥と雷神の子であることを意味しているのです。
また、落雷が稲光とともに木を断ち割り、地面に突き刺さる様から想像されたのかもしれませんが、
古来雷神はその手に鉞を待つとされました。
金大郎が赤い身体で鉞を持つ姿は、まさに彼が、この雷神の子であることの象徴であり、
神の子としての力を持っていることを表しているのです。


苗字が坂田なんだ