某銀英伝でオーベルシュタインが「ナンバー2不要論」なんて事を言っていたけど、ヅラ知事率いる
オール沖縄()の組織構造も正にナンバー2不在でしたな。

普通なら現職知事の後釜には副知事や長年使えてきた最側近の議員が控えているはずだけど、
なまじオール沖縄が保革相乗りの寄り合い所帯なせいで、自他共に認めるナンバー2たりえる
人材が現れようがありませんでした。

オーベルシュタイン曰く「組織の忠誠心は代替が効く物であってはならない」でしたが、なまじ有力な
ナンバー2がいると、組織内の反主流派がナンバー2を担いでクーを起こしたり、ナンバー2自身が
野心に駆られボスの寝首を掻くリスクを常に内包する事になります。

しかしナンバー2不在でナンバー3や4や5がドングリの背比べのごとく並立する組織だと、例え
ナンバー3以下が下克上やクーを目論んでも、それ以外の幹部や派閥が抜け駆けを許さず、
同格のライバルの風下に付く事を良しとしないので、結果として組織内での均衡が保たれます。

同様にオール沖縄の組織も、県内の様々な組織や勢力の寄り合いであるが故に、それぞれの
勢力のトップが組織全体の支持や利害を束ねられる者がいない構図になっており、それ故に
最近のヅラ知事が選挙戦で連戦連敗して基地問題でも国に押されながら、最後の最後まで
オール沖縄内でヅラ知事下ろしが起きなかったのです。

仮に保革いずれかの組織がヅラ知事を引き下ろしたとしても、その遺恨でオール沖縄の空中分解は
不可避なのだから、そんなリスクを負ってまでヅラ知事の寝首を掻く者もいませんでした。

しかしオール沖縄の組織を維持してきた「ナンバー2不在」の体制が、ヅラ知事の急死によって
一挙にその弱点とデメリットが露呈する羽目になっています。