ロシアの大手メーカー、カラシニコフが、レトロなデザインの電気自動車「CV-1」を発表した。イーロン・マスク氏率いる米テスラに対抗できるとしている。

自動小銃「AK-47」のメーカーとして有名な同社は23日、
モスクワ近郊で行われたイベントでCV-1を披露。1970年代の旧ソ連のハッチバックに
着想を得たデザインだが、革命的で最先端の「スーパーカー」だと説明した。

カラシニコフによると、CV-1は「世界的な電気自動車メーカー、テスラと
肩を並べられる」技術を使った数々の「複雑なシステム」を搭載しているという。

さらに、開発が完了すれば最高時速は、従来の自社製電気自動車の数倍に達し、
1回の充電での航続距離は350キロに上る見込みだ。

カラシニコフは今週初め、軍事ロボット「イゴレク」を発表した。高さ4メートル、重さ4.5トン、
人が乗り込んで操縦するもので、「エンジニアリングや戦闘任務を行う」という。
ロボットの小型化、デザイン化、スマート化競争が進む中、イゴレクの重量感のある
古いデザインはソーシャルメディアなどでしきりにからかわれた。
同社はその後、2020年の展示会で改良版を発表する意向を示した。
(英語記事 Russia wheels out its answer to Tesla)

カラシニコフが発表した電気自動車「CV-1」
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/2B11/production/_103152011_hi048809907.jpg
カラシニコフが発表した軍事ロボット「イゴレク」
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/14D2D/production/_103139258_igorek2.jpg