「日本は北東アジア防衛の最前線に立たされる」
元海上自衛隊員に聞く防衛大綱改訂の考え方
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082800235/082800001/

――日経新聞が8月23日の朝刊1面でF-Xの動向を取り上げました。
米防衛大手のロッキード・マーチンがF-XとしてF22の改良版を防衛省に提案し、日本企業と開発・生産を分担すると申し出たという内容です。
小原さんはこれを読まれて、どのような感想を持ちましたか。


小原:中国の開発手法を理解して進める必要がある、ということですね。日米の開発手法は非常にち密、かつ計画的です。
必要な性能要目をきっちりと決め、それを実現する技術を組み込んで設計する。
そして改良の時期が来るまで、同一仕様のものを使い続けます。

 一方、中国の開発はもっと粗っぽく、かつ柔軟です。例えば機体にフィットするエンジンがなくても、むりやり取り付けて飛ばしてしまう。
しかし、改良も早い。同型の2番機を作るときには修正を加えます。
新しい電子機器が開発されれば、それをすぐに採用する。常に最新の技術を適用するのです。

 中国が国産し部隊配備を始めたステルス戦闘機「殲20(J20)」は、今のところF22に性能面で圧倒的に劣るかもしれません。
しかし、最新のJ20が、仕様が固定されたF22の性能を超える時が来るかもしれません。