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>ストラテジックなレベル、あるいはオペレーショナルなレベルの「火力(サイバー・電子・宇宙・情報)」により「機動(マニューバ)」ができる窓を作る。

その逆で、マニューバにより火力を叩きこむ隙間(Window)を作為するという着想も忘れないで欲しいかも。

火力による消耗戦的手法も不可能ではなく、むしろ非接触戦闘を謳うMDO/MDB、ハイブリッド戦においては考慮すべき重要な手法の一つになりえます。
ただ複雑なドメイン関係を持つ現代戦場環境にあっては、火力も文字通りの火力以外に目に見えないサイバーな火力であったり、宣伝という人心に対する火力もあり得ます。
さらにこの火力を投射するために、マニューバにより有利を作為しなければいけない場合もあります。

火力というより影響力や強制力の投射とでもいった方が良いかもしれません。

この場合の火力は従来の消耗戦というより累積戦略的な意味あいが強いものではありますが、消耗戦、機動戦という二元論的理解からの脱出も
これら昨今の用兵思想の認識には必要ではなかろうか。