資料を読み返せるとそれは1944年秋、T4/M93 HVAP弾が普及し始めた前の話だ。

1944年夏のノルマンディー戦役でパンターが予想以上に多く(ドイツ戦車のほぼ半分)、
75mm砲はそれを対抗できなく、M10の76mm砲AP弾も遠距離でパンターの砲塔正面を撃ちぬけない
その対策として、1944年夏末から秋、アメリカ軍が76mm砲仕様のシャーマンと90mm砲搭載M36、あとT4/M93 HVAP弾の増産配備を至急に始めた。
イギリス軍はノルマンディー戦役前から17ポンド砲装備車両を配備し始めたので、1944夏で比較的に有利だ。

まあ、ノルマンディー戦役の衝撃が大きい故に、対策後のバフを受けた76mm砲仕様後期型シャーマンは正当な評価を貰っていない。