(>>711の続き)
こうして赤毛の人間は悪魔、異教徒、癇癪持ち、裏切り者など、
最悪な人間を指す代名詞となった。
中世ヨーロッパでは赤毛の女性は魔女であるとか、
赤毛の人間は死後吸血鬼になりやすいという迷信が存在した。
赤毛差別は現在も続いており、
それはイギリス王室のヘンリー王子でさえ、
学生時代は赤毛を理由にイジメを受けていた。
他にもイギリスではGingerism(赤毛の人に対する偏見)やGingerphobia(赤毛恐怖症)といった、赤毛の人を差別する言葉が存在している。
小説の赤毛のアン、ハリーポッターシリーズのロンなどを筆頭に赤毛を気にする描写が欧米の創作にはよく見られる。
こうした創作物からも欧米人が持つ赤毛に対するイメージを垣間見ることができる。