史実の1942-43年のソロモン諸島の様に、カリブ海も本来なら水上戦闘機が活躍しうる海域だったのだろうけど、
生憎RSBCの1949年以降のこの海域はそうではありません。

水上戦闘機の利点は、出せる空母も無く滑走路すら設営できない前線の島々でも運用出来て、なおかつ一線級の
戦闘機相手は無理でも爆撃機や哨戒機なら狩れる・・

という点にありましたが、1949年のカリブ海では低速の水上戦闘機は本物の高速戦闘機に出くわせば全く勝ち目が
無いし、敵軍の爆撃機や哨戒機も高速化しているから余計に存在価値が激減です。

仮にカリブ海に進出した直後の日本海軍が深刻な空母や基地不足に直面した事で、水上戦闘機の復活を検討したと
しても、上記の理由を考慮すればやはり却下するしかなかったでしょう。

仮に史実の二式水戦の様に既存機を転用し、烈風や烈風改にフロートを追加した水戦仕様の機体を作るにしても、
機体の耐塩化その他必要な措置とそれに要する開発期間を考慮すれば、カリブ海域の攻防期に間に合ったのか
甚だ怪しいですが。