韓国軍、迎撃ミサイル「SM3」配備を事実上決定/迎撃高度500キロ、イージス艦に搭載
(朝鮮日報 10/13)

韓国軍当局が、北朝鮮の弾道ミサイル挑発に備えるため、迎撃高度が500キロ前後ある海上発射型迎撃ミサイル「SM3」を導入し、
イージス艦に搭載すると決めたことが12日に分かった。

12日、韓国軍の合同参謀本部(合参)庁舎で韓国国会国防委員会による国政監査が開かれ、安圭佰委員長が
「SM3導入を決定したか」と質問した。
これに対し合参のキム・ソンホ戦力企画部長(陸軍少将)は「2017年9月の合同参謀会議でSM3級の海上弾道弾迎撃ミサイルの
所要決定がなされた」と答弁した。
キム部長は「迎撃ミサイルがSM3になるのか、それともほかのミサイルになるのかはまだ決まっていない」とも語ったが、韓国軍の
要求性能などを考慮すると、現実的にはSM3ミサイルを配備するしかないとみられている。

イージス艦から発射されるSM3ブロック1は迎撃高度が250−500キロあり、改良型のSM3ブロック2Aの迎撃高度は1500キロにもなる。
韓国軍の消息筋は「現実的には、米日が共同開発したSM3ブロック2Aを配備する可能性は低いと思う」と語った。

これまで韓国海軍のイージス艦は、北朝鮮の弾道ミサイルを探知する能力はあるが、迎撃手段はないと指摘されてきた。
SM3が配備されれば、KAMD(韓国型ミサイル防衛システム)も、パトリオットPAC3(下層)などと合わせて多層防衛網を構築できる。(後略)
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