>>831
ほとんどの鉄道会社は「助けた人命より殺した人命の方が多い会社」です。
1両40トン以上の鉄の箱が数珠つなぎになって時速80キロ以上で走れば、
それだけでも凶器です。

人身事故を起こした番号の「ハコ」が修理上がりで運用に入ってくれば、
お客さんにそれとわかることはありませんが、
駅務員は当日当時の駅対応を思い出し、複雑な気持ちになります。

人身事故のショックから1か月ぐらい感情の反応を失った運転士もおり、
それでも「医師の所見では心身に異常なし」との診断があれば、
休職のあと、自らに鞭打って運転に戻っておりました。

武装集団と鉄道会社の共通点は「おおやけに供する任務の遂行」なんですが、
そのかげに少なからず涙があり、それでも立ち向かうのが電車屋ではあります・・・。