NECの最新世代スパコン「SX-Aurora TSUBASA」[09/05]
https://news.mynavi.jp/article/nec_aurora_tsubasa-1/
NECは、「SX-ACE」に続く新スパコン「SX-Aurora TSUBASA」を2017年10月25日より発売している。
■PCIeカードに搭載されたスパコン
SX-ACEまでのこれまでのNECのSXスパコンは、ベクタエンジン(VE)と同じチップに集積された
スカラプロセサでNEC製のOSを動かしていた。
これがSX-Aurora TSUBASAでは、別にx86プロセサを付け、ここでLinuxを動かすという構造に変わった。
と言うよりは、x86サーバにPCI Express(PCIe)カードの形でベクタエンジンを付けるという構造になった。
物理的な構造はともかく、独自アーキのプロセサではオープンソフトが集り難いので、
標準OSを使うという道を選択したと考えられる。
そして、いわゆるスパコンと呼ばれる大規模システム向けだけでは、売れる台数はしれている。
このため、小規模なシステムも安く作れるように、x86の部分は普通のx86サーバとし、
ベクタエンジンをPCIeカードに搭載するというアプローチをとった。
これらは大きな方針の転換は、小規模システムまでカバーして販売台数を増やすという観点からみて正しい方向であると思う。
SX-Aurora TSUBASAはスケーラブルが売りであり、64個以上のVEを搭載するスパコンモデルであるA500シリーズ、
ラックマウントの薄型サーバ筐体に2個〜8個のVEを搭載するA300シリーズ、そして、1VEだけのデスクサイド
タワーモデルのA100シリーズがある。
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「そ、それってGPUじゃ…」
「しっ!」
NECはベクタープロセッサとGPUは違うと言ってる
https://jpn.nec.com/rd/technologies/vectorprocessor/index.html