>>221
(前略) 

EU版はドイツを拠点に北欧、英国、スペイン、オランダ、スイスなどで広く売られている。
工場はハンガリー。チキンスープが基本なので、ニワトリをイラストにしたマークがパッケージに入っている。

米国版もチキンスープなので、簡略化したニワトリのイラストが容器を包む紙製の資材に印刷されている。どちらも食べやすさを考えて、
麺が短いのが特徴だ。 米国ではスプーンですくっても食べられるように、麺を数センチの長さに切った商品も販売されている。

メキシコ版はチリが利いた風味。 地理的に近いせいか、容器やパッケージのデザインは米国版と似ている。
ブラジル版は地鶏をベースにした塩味のスープ。 インド版は複数の香辛料を組み合わせたマサラ(カレー)味。

タイ版はハーブ類の微妙なバランスが特徴の酸味、辛みの利いたトムヤム味。 生産ラインや流通システムなどの影響もあるせいだろうか、
EU版、ブラジル版、インド版、タイ版の容器は光沢のある硬めの材質を使っている。
タイ版では食べ応えを重視して、麺はやや長めにしているという。
インドネシア版はスパイスの利いたチキン味が基本。 イスラム教徒が多いため、豚由来の原料は使っていない。

これに対して、シンガポール版、フィリピン版、香港版、上海版は魚介のうまみが利いたシーフード味が基本。
日本の「シーフードヌードル」に似た白濁のスープで、イカ、カニ風味のかまぼこなどの具材が入っている。

香港、上海(広東も含む)では「合味道」(ハップメイドーと発音)という統一ブランドで展開しているが、パッケージには「CUP NOODLES
(カップヌードルズ)」と英語も表記されている。 「80后」(1980年代生まれ)や「90后」(90年代生まれ)と呼ばれる若者層に受けているそうだ。

https://style.nikkei.com/article/DGXBZO57431050X10C13A7000000?channel=DF280120166607&;page=4

北米や中南米だとチリトマト味とかはメインっぽい。 それに日本仕様と同じ味にしているケースは殆ど無いらしいから、やはりカレー味を
食いたければ日本食品専門店にオーダーするか、日本で買ってお土産にするしかなさそう。