>>828
> センチュリーシリーズの試行錯誤を集約した
> マルチロール機がファントム2だとすると

F-111もセンチュリーシリーズに加えるのならばファントムUもセンチュリーシリーズだぞ
空軍型ファントムUの当初の空軍における機種番号はF-110なのだから
それが陸海空三軍の航空機の呼称統合によってファントムUは海空共にF-4の機番に統合された
つまりF-111はファントムUの空軍・海軍合同の後継機計画として企画開発されたのだ

F-108までのセンチュリーシリーズはターボジェットエンジンの大推力化で戦闘機が超音速で飛べるようになったことにより
戦闘機で行える作戦範囲が格段に拡大したことによる、戦闘機の可能性がどこまであるのかを追究して試行錯誤していた
時代の産物だったと言えるだろうね

もっともF-106は試作品たるF-102の経験を経ての作品として、試行錯誤ではなく、最初からSAGEと完全に連動して
半自動的に迎撃を行い北米大陸の防空を担うべき迎撃機としての決定版として計画され、また実際にも
開発で目立ったトラブルもなくスムーズに実戦配備され、退役に至るまで与えられた北米防空の任を問題も起こさず
淡々と着実にこなし続けた傑作迎撃機だから、最初から決定版として企画されその通りに開発配備されたという意味で
試行錯誤とは対極にある機体だけれどね