露空母クズネツォフの黄昏
http://www.shukousha.com/column/tatsuguchi/6706/
同艦に事実上の桧舞台を用意したのは中東・シリアの内戦だ。プーチン大統領はアサド政権を支援して
中東におけるロシアの存在感を見せつけるべく、2016年10月、クズネツォフをシリア沖に向かわせた。
(中略)ロシア軍は昨年、同艦からの戦闘機の攻撃は、夜間を含め420ソーテイーで、テロリストの施設1,000カ所以上を破壊したと明らかにしている。
しかし、ロシア海軍史上初の空母機動作戦は、輝かしい戦果を残したとはとても言えなかった。艦載機ミグ29K戦闘機が着艦しようとして甲板に激突、
スホイSu-33戦闘機はアレスティング・ケーブルの破損でオーバーランして海に沈んだのだ。
2機を失った技術上のトラブルばかりでなく、艦内のトイレが使用できなかったという信じられないトラブルも報じられている。
 何よりもこの作戦は、特別任務遂行のため臨時に編成された艦隊で実施されており、帰港後、艦載機はそれぞれの所属隊に帰還し、クズネツォフは修理と整備のため3年間の予定でドックに入った。
整備費用は約7億ドルに上る、と国営タス通信は伝えている。同艦の復帰は2021年とも2022年とも言われている。つまり、実戦で培ったパイロットや離着艦技術要員の経験は、3年間もの空白があると、
仮に復帰しても一から習得し直さなければならないのではないかと想像される。軍事情報紙の中には、中国の遼寧号で訓練を続行できないかという観測も出ているが、
遼寧号ではロシアのスホイSu-33戦闘機をモデルにした艦載機J-15が重大事故を起こして後継機探しが急務となっているようだし、
遼寧号自身も夜間発着設備がないという根本的欠陥が明るみに出て、ロシア国営メディア・スプートニクによるとこちらもドックでオーバーホール中。助っ人などとてもあり得ない話だろう。
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約一月前の記事でで既にだれか貼ったかもわからんがロスケマジでボロボロなんすねえ…