旭日旗問題の中で観艦式 韓国大統領、海自不参加触れず (朝日 10/11)

韓国は11日、南部の済州島で文在寅大統領らが出席し、国際観艦式を開いた。
自衛艦旗(旭日旗)の掲揚自粛を求められた海上自衛隊の護衛艦は参加を見送った。
日韓は防衛交流を続ける方針だが、影響は避けられない見通しだ。

文氏は観艦式で、「海は我々の生命線だ。海洋強国は韓国の未来。海軍をさらに強化する」と語った。
海自の不参加については触れなかった。

韓国はシーレーン防衛を念頭に、周辺海域へ進出できる大洋艦隊の編成を急いできた。
海上自衛隊がイージス艦や大型輸送艦を導入する度に、同じ装備を整えてきた。
韓国の元国会議員は「自衛隊が持っているといえば、国会で予算が通りやすかった」と語る。
防衛交流によっても海自の戦術や技術を学んできた。

日韓関係筋によれば、韓国海軍は過去、自衛隊の機雷掃海訓練を視察したほか、P3C哨戒機による自衛隊の
対潜水艦戦術にも強い関心を示したという。
韓国海軍が9月に進水式を行った3千トン級の新型潜水艦を建造する際も、自衛隊に対し、非公式に建造技術や
運用に関する情報提供を求めたという。

韓国軍は北朝鮮軍の潜水艦を探知する能力が弱いとされ、海上テロやゲリラ攻撃などへの懸念も根強い。
韓国政府内には、2016年11月に締結した日韓の「軍事情報包括保護協定」(GSOMIA〈ジーソミア〉)に基づき、
日韓の新たな防衛協力に期待が高まっていた。

ただ、旭日旗掲揚の自粛要請で、海自艦の韓国寄港が実現する見通しが立たなくなった。
日韓関係筋の一人は「当面は形式的な交流が続くだろう」と語った。
https://www.asahi.com/articles/ASLBC3HR5LBCUHBI01F.html?iref=comtop_8_05

元はと言えば一人のサッカー選手の人種差別行為を誤魔化す為に焚き付けた旭日旗撲滅キャンペーンが、
廻り回って祖国の安全保障と外交政策に取り返しのつかない大被害を与えているんですよな。